俯瞰(ふかん)


渋谷の再開発工事は、着々・淡々と進んでいます。東急プラザ跡地に約一年半前にオープンした渋谷フクラス2階からは昨夏接続デッキや仮設通路が開通し、渋谷駅西口&マークシティとつながりました。

昨春閉館した東急東横店南館も上の階から解体されていて、東館跡地に約二年前開業したスクランブルスクエアが地上からよく見えるようになりました。南館右側では、新しいJR渋谷駅建設が進行中です。首都高速3号線向こうのGoogle本社が入る約三年前に竣工したストリーム近くの桜丘町再開発も、行われています。

 

高い所から見たらもっと分かるだろうと、スクランブルスクエア12階14階の窓から俯瞰してみました。

 

JR渋谷駅上の工事や桜丘町エリアが、よく見えます。フクラス2階からの歩行者通路が首都高下を通り桜丘町や駅西口とつながり、利便性や回遊性が増したのも分かります。

JR山手線が下を走る南館解体現場にいる人の姿まで、見えました。

手に取るように現在の状況が分かり、将来の光景もイメージ出来ました。

 

地上にいると殆ど変わっていない東口バスターミナル北側の現状はどうなのかと、スクランブル交差点が見える窓へ行ってみました。昨年同じ場所から撮った写真と比べてみると、変化がよく分かりました。

手前は明治通り上に移設した銀座線渋谷駅の屋根(スカイデッキの予定もあるよう)ですが、機材(右写真)が除かれてきれいになっています(左写真)。埼京線ホーム上の工事も、急ピッチで進んでいるようです。

 

養生シートで覆われた東急東横西館は“TOKYU”と壁に描かれていた文字も屋上の“東急”のロゴマークも(右写真)見ることができず、パワーショベル(左写真)がどんと構えていました。目を転じて下を見ると切断された天井の下に旧銀座線渋谷駅ホームの端や線路(中央写真)が見えました。


地上にいると少ししか感じなかった変化が、上から見るとあちこちで見られました。

俯瞰的に物事を捉える大切さを、久しぶりに思い出しました。







2021年06月25日