無 心



今年も、山形から啓翁桜が届きました。

12月に花芽の着いた枝を切り出し12度~18度のハウスに入れて暖め、

つぼみがピンク色に膨らみはじめると出荷されます。

 

美しい桜が見たい一心で、箱から出した固い枝を

一本一本斜めに切り水に入れる作業を続けました。

ガラスの大きな円柱フラワーベースにはそのままの枝を

カラフルなフラワーポットカバーの中には

カットした枝を生けました。

 

コミュニティルームに置いておくと、数日で美しい桜がたくさん花開きました。

 

翌日ほぼ満開になった啓翁桜を、みんなのトイレや外のテラスに飾ってみました。

 

     

 

道路側からイルミネーション越しに桜を見ていると、

上空に上弦の月。

無心に月と桜を眺めているうちに、

気持ちが洗われたようでした。

花が終わっても黄緑色の葉が出て来て、

長い間この啓翁桜は心を和ませてくれます。

 

 

 

 

 



2022年02月08日