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定時株主総会招集ご通知が届き、事前登録の来場希望株主用(申し込み多数の場合は抽選)と議決権行使書のハガキが同封されていました。定時株主総会は今年もライブ配信され、インターネット等による議決権行使は株主総会前日の夕方までとなっていました。株主総会当日は事業報告や計算書類報告のあと第7号議案までの決議事項があり、この7つの議案に賛成か反対かを意思表示するのです。

好きな会社の株を持っているというだけで満足していたのですが、約1年半前に定時株主総会ライブ配信を初めて見て以来時間が許せば視聴しています。インターネット等による議決権行使は持ち株の1/100ですから私の場合は“雀の涙ほど”ですが、初行使してみました。事前にきちんと把握しておきたいので報告書や議案内容をていねいに読みましたが、中でも取締役○○名選任資料はとても興味深いものでした。写真・生年月日・略歴・地位及び担当・就任年数は勿論、スキルマトリックス(専門性と経験)・取締役会出席率・所有するその会社の株式数が記載されていたからです。スキルのバランスがとれている会社か、多様性が確保されているか(やはり女性取締役の割合は少ないと感じました)、グローバルな実務経験者がいるか、ITやデジタルのスペシャリストがいるか等、会社経営にとって大切なことを学べました。

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いよいよ、ネットによる議決権行使にチャレンジです。ログインID(株主番号)・仮パスワード・QRコードが印刷されたハガキを読み取ると、株主番号と行使できる議決権数が確認されました。“当社は株主様がこの画面の手続きにしたがって議決権を行使することを承諾いたします。該当する項目のボタンを選択して次画面におすすみ下さい”とあり、全ての議案を賛成とする場合と個別に賛否を入力する場合の画面がありました。自分の意志を決定し確認ボタンを押し送信すると株主番号・議決権数等が表示され、“議決権を行使いただきありがとうございました。今後とも当社をご愛顧いただきますようよろしくお願い申し上げます”で結ばれていました。終了ボタンを押してログアウトすると、完了です。地球上のどこにいても議決権を行使出来るのですから、より多くの株主の考えがこれから反映されていくことでしょう。

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昨日、今迄例がなかった新しい形で海外の大統領のリモート演説が日本の国会内会議室でありました。

その国の国民の心に響く言葉で各国の議会でリモート演説をしているその姿に、

“言葉の大切さ” “真実を見極める思考の重要さ” を思いました。

ネットによる発信力が高まり、ネットリテラシーを身につけた人々の良識ある行動が期待されます。








2022年03月24日