守る



東横線渋谷駅で下車した時はスクランブルスクエアへの通り道として、三年弱前にオープンした

“渋谷駅東口地下広場”を利用しています。

 

“広場”という名称を実感してみようと、周辺を見て回りました。

 

地下 1階には「 都営バス定期券発売所 」があり、外壁のデジタルサイネージ(電子掲示板)ではバス乗り場や時刻表が見られ案内所の機能も兼ね備えています。

 

渋谷区が設置するパウダールーム・多機能トイレを備えた「渋谷駅東口公衆便所」は7月中旬から閉鎖中で、再開は未定です。異物(布・紙雑誌類)により汚水をくみ上げているポンプが詰まる故障が続いており、対策工事が終了するまでの一時閉鎖だそうです。日本の知恵・技術・技巧による新たな解決方法に、期待しています。

 

口 B7のエスカレーター横には今月 2日に100周年を迎えた東急グループの企画として、100年前からの歴史と関係が深いイラスト(東横百貨店・東急文化会館・東急プラザ・109等)が展示されていました。

 

エスカレーターを上り下りする度に時代を行ったり、来たり出来ます。

 

スクランブルスクエア地下1階出口から B7近くの通路壁面には約70年前から35年間の渋谷駅周辺の今と昔の定点写真が展示されていて、思わず見入ってしまいます。スクランブル交差点付近・宮益坂下・宮益坂・道玄坂下・西口バスターミナル・駅東口周辺・公園通り・文化村通り・センター街と、馴染みの場所ばかりです。

 

渋谷再開発プロジェクトは2027年まで続きますが、

今迄よりもっと大きな変貌を遂げて行くのでしょう。

 

地下 2階には、情報発信・観光案内機能をもつカフェ「 UPLIGHT CAFE 」があります。

上部に渋谷川が流れる空間等はサイネージを使った空間演出のキャンパスにもなるそうですが、現在は約2か月後に開催される FIFAワールドカップのパネルが飾られていました。
広場地下には雨水を貯める大きな貯留槽があり、「水害に強いまち」を目指しています。

来月11日から入国者数の上限が撤廃され海外からの観光客増加

が見込まれますが、CAFE内は英字中心。

座席番号付きのテーブルでは、MOBILE

ORDERが出来ます。

白地に赤い英字の折りパンフレットの中のQRコードは渋谷区防災ポータルに飛べて様々な情報が分かり、帰宅困難者のための施設も地図上に50以上表記されています。

“HELP ONE ANOTHER”の各国語も、とても参考になります。

 

「 UPLIGHT CAFE 」の後ろに宮益坂中央改札があり、スロープを下りていくと地下 3階の渋谷ヒカリエ 1・2改札があります。

相変わらずの迷路ですが、東口地下広場を動けば信号などを待つこともなく渋谷駅周辺の広い範囲を安全に移動できます。

エレベーターやエスカレーターを利用すれば、地上2・3階駅や地下深くに駅のある路線の行き来も便利になります。

 

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敬老の日につながった三連休・秋分の日から始まった三連休と、今年は 2回の台風に見舞われました。

「命を守る行動を」という言葉を、最近はよく耳にします。

人や地域が守られるような再開発になってほしいと、思っています。

 

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2022年09月28日